真作保証★わたしの出会った芸術家たちオリジナル3点入り久保貞次郎オノサト・トシノブ木村利三郎靉嘔

¥21000

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商品の説明

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★わたしの出会った芸術家たちオリジナル3点入り久保貞次郎オノサト・トシノブ木村利三郎靉嘔

オノサト・トシノブ
リトグラフ「火輪」Corona
12×12cm レゾネ155

木村利三郎
銅版画「Letter from New York」
15×23cm

靉嘔
シルクスクリーン「久保さんのイス」
26×18cm

限定300部
オノサト作品のみ少シミあり。他は良好

真作を保証いたしますので、万が一、贋作と鑑定された場合にはご返金いたします。

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http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/nuchie_jp?alocale=0jp&mode=1

オノサトトシノブ
石版画
「火輪」
この作品は珍らしく石版画である。オノサトトシノブの版画はシルクが多い。この画家の最初の版画は、1958年に作られたが、創生期はみな石版であった。それはかれの住む群馬県桐生市に石版の刷り師、荻野栄一郎が石版工房をもっていたからである。やがて岡部徳三の手によって、シルクの仕事を展開していたが、ここ一年くらいのあいだに、オノサトは再び石版画を作るようになった。
この「火輪」は、練達したオギノ栄一郎の手によって、多量の油絵具を使いながら完成されている。リトに油絵具を用いると、色彩が鮮かになり、その上退色が少ない。構図はオノサトが、さいきん始めた大きな分割による、流動的なものである。
明るい赤が、画面いっぱいに展開し明快である。

木村利三郎
「ニューヨークからの手紙」
エッチング
木村利三郎は1950年代、銅版画家としてスタートした。ニューヨークにいってからシルクにかわり、自分でシルクを刷った。大版をおもに手がけ、ニューヨークをテーマにして、すばらしい発展をとげた。かれのシルクの作品が重厚になるにつれて、かれは銅版をシルクに併用して制作し始めていた。この作品はかれの最近の実力を発揮したおもしろいエッチングである。上の方に英語で、「女の子に目をつけるチャンピオンのための特訓カード、いまやあなたはあなたのカードを読んでいるあいだでも、女の子を見張りつづけている」とかいてある。このことばの意味は、木村利三郎がアメリカの女の友だちから、「あなたは女の子をいつも見張っている。しかし見張っているあなたが、逆に女の子から見張られている」というカードを受けとったのを、もじって書いたのだそうだ。中央に赤いスタンプが押され、Rの文字が入っているのは、封印の封を意味し、Rは利三郎のイニシャルである。封とは、封書のあわせ目に熱を加えて、軟かくした赤いを押して、密着させ乾いて固くなる前に、印を押して、他人に開封をゆるさない方法である。
りさぶろうエッチングは新鮮、モダンで、日本的弱さがなく、ドライで魅力がある。

靉嘔
シルク
「久保さんのイス」
靉嘔がベニスビエンナーレの日本館に作品を展観したのは1966年の夏から秋にかけてであった。ぼくが選ばれて、日本のコミッショナーとしてオノサト、靉嘔、池田満寿夫、篠田守男を選び、日本のパピオンを四等介し、靉嘔にそのを与え、かれの企画によって、作品をディスプレイした。靉嘔はニューヨークで制作した大がかりなキャンパスと、机上のコップや瓶や皿をレインボーで彩色したものを運んできた。そして、パピオンに前からあったテーブルを白く塗り、木の椅子をレインボーで塗って、かれの「虹のエンパイアメント」を完成した。これらの「テーブルのセット」が、ビエンナーレ終了後日本に返送され
てきたが、現地で徴発したテーブルと椅子はかの地に放棄してきた。
東京の南画廊で、靉嘔の個展がその秋に開かれ、かれはベニスの「虹のエンパイアメント」を再現するために、テーブルと椅子を探し求めたが、東京では木製の頑強な椅子がな
かなかみあたらなかった。ちょうどぼくの家に、アメリカ占領軍の払い下げの木製の頑丈
一方なのがあったので、それを靉嘔にみせると、たちまち気に入って、タクシーで持ち帰
って、レインボーを施し、個展会場にならべたが、この版画そっくりの構造をもっていて、小さなハンマーでたたいたくらいでは、悠然としているほど，，である。ぼくはこれと同
じものをまだ20脚くらいもっている。イスの文字は靉嘔の直筆である。
この旧アメリカ軍の椅子は、靉嘔の手によって魔法の椅子のように変貌し、そこに人間
の無垢なる心を復活させている。

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