初代アニメの名作がゲームで復活！「鉄人28号」「鉄腕アトム」「ジャイアントロボ」PS2版セット！

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初代アニメの名作がゲームで復活！「鉄人28号」「鉄腕アトム」「ジャイアントロボ」PS2版セット！
テレビがまだモノクロ放送だった時代の名作をゲームで復活させた「鉄人28号」「鉄腕アトム」「ジャイアントロボ」の３作品をセットにしました。
「鉄人28号」横山光輝の名作「鉄人28号」を見事にゲーム化させた秀作ですね。ストーリーも知らない世代が多くなってきている中、勇気を持ってのゲーム化だと思います。当時を知る人がこのゲームをする事はまずないとは思うのですが、決してデフォルメする事は無く、当時のファンも納得のクオリティで再現する事に重点を置いた制作側の意欲を感じますね。フルポリゴンで再現されたその姿はまさに1960年代のイメージのままです。正太郎くんを動かしたりリモコンで鉄人を操作したりしてのゲーム展開はとても面白いです。ストーリーモードでは、原作やテレビの物語を忠実に序章から追っていきます。
物語は、終戦から約１０年が経過した日本(昭和３０年代)。急ピッチで復興していく日本でしたが、経済的な復興ばかりに気をとられ、大切にしなければならなかったはずの人々のモラルや心遣い、気持ちなどを置き去りにしてしまった日本国。その傷痕や宿題は令和になった現代でもまだまだ引きずっている・・。まして、終戦(1945年)からたった１０年しかたっていない昭和３０年代(1960年代)では、その影響が色濃く残っていました。貧富の差は激しく、拝金主義は強まるばかり。人間にはいつも上下の差がつき、ギスギスした世の中で、様々な悪が生まれていきます。そんな日本の混乱を狙い、世界の秘密結社も侵入してきます。その中でも最悪の組織、"Ⅹ団"と"十字架団"は、戦争に導入する事が出来なかった機械兵器"鉄人"を強奪すべく暗躍します。それを阻止すべく立ち上がったのが日本警察と探偵社。少年探偵の正太郎くんは鉄人を操作できるリモコンを誰よりもうまくコントロールできる人物。彼らと悪の組織との攻防が展開します。初代テレビ版のあの主題歌や挿入歌の「進め正太郎」がオーケストラバージョンで蘇っているのも魅力ですよね。初代テレビ版では江崎グリコが提供していましたので、オープニング主題歌では"グリコ、グリコ、グ～リ～コ～♪"と入っていたのですが、そこはさすがに再現されませんでしたねー(笑)
「鉄腕アトム」これまた誰もが知っている手塚治虫の代表作ですね。このゲームはそのアニメ版をゲーム化した作品です。ですが・・初代の「鉄腕アトム」ではなく、「鉄腕アトム(モノクロ)」→「鉄腕アトム(カラー)」→「ジェッターマルス」→「(新)鉄腕アトム」と進んで、2000年代に登場したのがこの「アストロボーイ鉄腕アトム」です。「鉄腕アトム」のゲームの歴史もアニメほどではありませんがテレビゲームが無かった時代のボードゲームからLSIゲーム、そしてファミコン版などなど、キリがないくらいにゲーム化されました。このPS2版も、もう何度目のゲーム作品か分からないほどです。この作品は、「アストロボーイ鉄腕アトム」をベースに、あの"セガ"のソニックチームが制作しました。基本的にポリゴンによるアクションで、テクスチャーを含めてさすがによく描かれていると思います。
このゲームも、往年の名作ではありますが、やはりストーリーを知らない世代が多くなってきているせいか、アトム誕生からストーリーを追って進行します。ストーリーも充実していますし、とても良く動いてイイ感じですし、アニメの世界観を壊さないように配慮しながら制作されている感じがしてしっかり作り込まれている作品だと思いますね。単なるロボット漫画というだけではなく、アトムの内面も描いているところが世界的に人気のキャラになった理由でもありますよね。機械は人間よりも計算が早い。力もスポーツや武道の達人よりも強い。病気にもならない。無駄なゴミを出さない。何よりも強い理想的な姿にも見える・・。けど、本当の強さや大きさとは何だろう？なぜ人間には逆らってはいけないのだろう？と、現代のテクノロジーでも自己分析システムを持った人工知能のＡＩがこれからどうしても考えてしまう疑問点が問題視されています。その課題を手塚治虫はなんと1960年代にメッセージを含ませていました。
「ジャイアントロボ」こちらも横山光輝の傑作作品です。宇宙から飛来した生命体を持った金属、通称GR金属を使って正義のロボットを開発する事に成功した。という奇想天外な物語を1960年代に考えるなんてスゴいですよね。巨大ロボットでそんな機敏な動きができるものなのか？ほんの数年でそんなにテクノロジーが発達するものなのか？というロボット漫画の疑問点を一気に吹っ飛ばした秀作とも言われています。金属そのものが生命体なのですから、細かなテクノロジーとかも関係なく、その形に金属を加工するだけで勝手に動くようになるし、自由意志も持つワケですから。
このゲームも人気特撮マンガだった初代の「ジャイアントロボ」ではなく、３０年後に復活させた「ジャイアントロボ～地球が静止する日」をゲーム化した作品です。ゲームは、ポリゴンによるアクションが基本で、キャラやロボなどを操作してマップをクリアしながら進行します。キャラもアニメに近い感じで良く描かれていてイイ感じだと思います。製作はなんと、あの「THEシリーズ」のD3パブリッシャーというのも異色でイイですね。全体的になかなかの出来なのですが、贅沢を言えば内容をもっと濃いものに制作してもらってストーリーをじっくり味わいたかったです。
以上、３作品の豪華セットです。ゲームメーカーもバンダイ(鉄人28号)、セガ(鉄腕アトム)、Ｄ３(ジャイアントロボ)と、実に個性的ですよね。現代であれば、どれもバンダイから出そうな気がしますが、やっぱりバンダイ１強というのはイタダけませんよねー。って感じで、ぜひ一度楽しんでみてくださいね。
この商品はPS2版ですが、PCで楽しむ方々の場合は、独自にコンバータープログラムを個人構築している方の場合は各々ですが、Emuなどでも楽しめると思います。(※PCによる動作はあくまでも個人的な私見です。様々なPC環境が要因で動作環境が変化しますので統一見解ではありません)
手塚治虫といえば漫画界の頂点と言っても過言ではない人です。彼に憧れて、「仮面ライダー」の石森章太郎や「ドラえもん」の藤子不二雄、「おそ松くん」の赤塚不二夫など、現代では"パイオニア"と呼ばれる人たちでさえ漫画家を目指したほどの大人物です。さらに、手塚治虫はTVアニメの先駆者でもありますよね。最初のモノクロ版アニメ作品を見て原作そっくりのキャラが動いているのに質の高さを感じた方も多いと思います。それもそのはず、現代では考えられませんが、原作者の手塚治虫自身がアニメの原画を描いたりしていたので、原作そっくりなのは当然ですよねー。その手塚治虫が作ったアニメ制作会社"虫プロ"には、現代ではもはやレジェンドとなった人たちがあふれていました。「ガンダム」シリーズなどでも有名な"日本サンライズ"の富野由悠季も駆け出し時代を虫プロで過ごした一人ですね。
横山光輝といえば、まず思い出されるのは手塚治虫の「鉄腕アトム」と並んで昭和２０年代～３０年代生まれの若者や子供たちに絶大な人気を誇ったモノクロアニメ作品「鉄人２８号」です。誰かが乗り込んで操作するロボットではなく、リモコンで動くロボットというのが特徴的でした。リモコンを奪われたら、正義の味方だった鉄人28号も悪の手先になってしまう。これは、先進的な技術も使う者によっては最悪になるという警鐘でもありました。ちなみにこの3作品の中で、往年の初代テレビ作品で特撮だったのは「ジャイアントロボ」だけで、「鉄腕アトム」も「鉄人２８号」も初代はアニメ作品だったイメージが大きいですが、モノクロ時代になんと特撮作品もちゃんとありました。マイナーでしたけど・・(笑)そして時代はカラー作品になって登場したのが「ジャイアントロボ」です。今度はロボットを操作すらせず、生きた生命体である金属で作られたロボットが主人公と友達になって共存する。という、これまた異色の特撮作品でした。他にもこの時代の横山光輝の特撮作品には「仮面の忍者赤影」という時代劇もありました。のちにアニメ化されています。そしてこの中では最も遅くアニメ化されたのが「ジャイアントロボ」です。正直な話、ネタが無いのか、安定した数字が欲しいのかは分かりませんが、そういうリバイバル的な風潮には、やや抵抗がある人も多かったので、アニメ化された時には「もう昔の作品にすがるのはやめてほしい」という声も実際ありました。たとえ最新技術が優秀で、仕上がりが良くても、昔のストーリー構成にいい加減なところがあって矛盾していても、その時代の作品は、その時代に作品に携わった人、その時代に作品を見ていた人、後に昔の作品を見た人のものだと思っています。それを「リメイク」だとか「リニューアル」だとかで余計な事をしないでほしい。という気持ちでしょうかね。しかし、「ジャイアントロボ」のいちファンとしては、「ジャイアントロボ～地球が静止する日」がどういうものなのか気になって観てしまうわけです・・。悔しい事に出来が良かったと思いますね。(苦笑)女性キャラの"銀鈴"も人気が出ましたし。(もちろん彼女もポリゴン化してゲームに出てきます)でも、もうこれ以上のリメイクは勘弁してほしいです・・。
さて、余談はこのくらいにしまして、この商品はいわゆるワンオーナーものです。商品内容は、「鉄人28号」「鉄腕アトム」が、ケース、解説書、アンケートハガキ、ディスクの４点で、「ジャイアントロボ」が、ケース、解説書、ディスクの３点です。ケースの状態はどれも、キレイな感じだと思います。解説書の状態はどれも、目立った損傷も見当たらずキレイな感じだと思います。ディスクの状態は、「鉄人28号」「鉄腕アトム」が、目立った使用感もあまり気にならず良い程度だと思います。「ジャイアントロボ」が、使用感による小傷が少しありますがキレイな感じだと思います。
※なお、この商品はソフトウェアですので、その性質上、返品、返金、交換などは応じる事ができません。ご了承ください。
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